先物取引の特徴

市場で取引が行われている様々な商品などに対して、これから先の将来の期日に、あらかじめ決めた価格で商品を買う、もしくは商品を売るという、予約の契約を結んで取引を行う投資のことを、先物取引と言います。

先物取引では、例えば将来的に商品の相場が高くなるだろうと予測した場合には、これを安く買う事ができる予約で取引を行えば、その相場の差によって利益を出す事ができます。
また、これとは逆に将来的に商品の相場が低くなるだろうと予測した時には、これを高く売る事ができる予約で取引を行うことによって、同じように相場差益を得る事ができることになります。

このような取引の形態をしている先物の基本的な考え方ですが、実際の先物取引ですが取引には、ここに差金決済取引が用いられている事が、最も大きな先物取引の特徴となっているのです。

差金決済取引とは、手元に実際の商品がなかったり、取引を行う代金の総額がない場合でも取引が行えるようにしたもので、決済の取引を行う際に実際の商品とその代金とをやり取りするのではなく、これに相対する注文を行う事でその差の金額だけを授受するものになります。

例えば、商品を買う契約をしていた場合には、決済をする時に、買う契約と同じだけの売り注文を出すことによって、その商品の代金の分を相殺して、その差金だけをやり取りするようにします。
また、売る契約をしていた場合ならば、その契約と同じ買い注文を出すことによってこれが相殺されるために、そこから差金を取り出すことができるということになるのです。

先ほどの先物取引の基本の通りに、先物取引ではここから先の将来の期日に、商品を買ったり売ったりする契約を結ぶ取引になりますので、実際に決済が行われるまでの間は、この契約が履行され商品と代金が交換されるということはありません。
先物取引では、差金決済を使った取引にを行うことによって実際には利益や損失などの金銭のやり取りのみが行われることになるのです。

もちろん、資金も商品も何もないところから取引を始めることはできませんので、最初の資金や商品を用意する必要があり、わたしたち投資家は先物取引を取り扱う取引業者にに対して、一定の証拠金を預けることになります。

取引業者は投資家から預けられた資金を担保にし、その担保に応じて資金や商品の取引を行う信用を貸し与えることで、先物取引が成立することになるのです。
こうしたことにより、先物取引では取り扱う商品の全部の金額を用意することなく投資取引を行うことが可能になり、また、証拠金を担保にして取引業者から商品を借りて、これを売る契約をから取引を始めることができるため、相場が下降する状態であっても、そこから利益を生み出すことが可能となっているのです。